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丸の内ルミネセンス 

Marunouchi Luminescence for Shô and Piano  (2023)

 ・初演 2023/10/22 三菱地所賞音楽部門 受賞記念リサイタル(丸ビルホール)にて初演。演奏時間約10分半。

  笙 名和鞠花 Pf.古川佳奈

 

<編成>

Shô,Pf.

<プログラムノート>

 今回のコンサート出演が決定した際になにか一曲、演奏会場である丸ビル周辺にちなんだ新曲をと思い立ち、これまであまり訪れたことがなかった丸の内周辺を散策しました。

 煉瓦造りの東京駅の駅舎を降りると圧倒的な存在感を放ちそびえ立つ高層ビル群、目と鼻の先には皇居の緑とお濠、そしてその隙間をするりと抜けるビル風。夜には日中の喧騒を異にする静寂と行幸通りを煌々と照らす街灯…。

 日本の伝統と西洋近代の技術を結集したオフィスビルに代表される革新、2つのアイデンティティが共存する日本の中心地であることを再認識させられました。

 飛鳥・奈良時代ごろに中国から渡ってきた日本の伝統楽器の笙と、西洋音楽では比較的新しい1700年ごろ誕生した巨大音響装置であるピアノ。

 オスとメスが呼応するホタルの発光にみたて、伝統と革新が呼応しながら共存・進化する丸の内に想いを馳せて作曲しました。

 笙の名和鞠花さんとリハーサルの中で何度も音色をたしかめて、今回は独特の温かみのある響きをもつ古典管で演奏していただきます。

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